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整形の失敗について

ゴージャスで美しい女の生き方を学ぶのよ。
もう明日からの私は変わるのよ。 」が、あれから半月たち、私は相変わらず彼女と仲よくツルんでいる。
Cさんには会うことがない。 なぜならあのような方とおつき合いいただいても、私が下女になることは目に見えてない。
もう普通の精神状態でない私はこうわめく、「私はあんたのそういう姑息なところが嫌いになったのよ。 もう私はあんたとは違う世界の人なの」3合目の女には、分相応の友人というものがあるのだ、とあのブルーの皿を見るたびにそう思う。
(注・後から人に聞いた話であるが、Mさんは肋骨問題に大層お怒りになったということだ。 やはり美人と仲よくするのはむずかしい)去年の秋、偶然のこととはいえ茶色のベロアのジャケットを買った。

ところがそれは今年の必須アイテムである。 これまた偶然であるが、パリのPで、パープルのニットも買ってある。
言うまでもなく流行色である。 こういう風に、買ってあるものがどんぴしゃりと決まると苦労はないのであるが、頭をひねるのが、1年という歳月によって何とはなくみすぼらしくなってしまうものたちですね。
ぶっといヒールのミュウミュウの靴は、果たして生き残れるのであろうか。 ひと頃、ビタミ買い物好きの私といえども、シーズンごとにお洋服をぜーんぶ新しくするなどということはあり得ない。
昨年のものを取り出して、どうやったら今年っぽくなるか、あれこれ思案するわけだ。 つい先日のこと、原稿を取りに来たTが、私を見て珍しく誉めてくれた。
「おっ、ノータックのパンツが決まってるじゃん」その時私は、お腹のへんにちゃんとタックが入っている3年前の古いパンツをはいていた。 が、どうも左右にひっ張られてそれが消えていたらしい。
まあ、たいていの人がそういうことをするであろうが、私は鏡の前でコーディネイトごっこをしてみる。 私はうんと昔に、四角い業務用の鏡を買って、10数年以上愛用しているのだ。
この大きな鏡だと、上から下までちゃんと映る。 が、まだ油断はならない。

今度は玄関へ行き、靴を履き、壁にはめ込まれた鏡で最後のチェックをする…。 とここまで書き、我ながら恥ずかしくなってしまうではないか。
努力している割には、私のコーディネイトは今ひとつ決まらない。 まわりのおしゃれな人とか、ファッショナブルな人たちと比べてふると、アカ抜けてないのは歴然としている。

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